「精神薬学会認定薬剤師」認定薬剤師制度を立ち上げました。

 精神科の専門知識を持って、患者さまのサポートを!!
 2018年4月1日に日本精神薬学会では精神科領域の専門薬剤師の育成を目的とし『精神薬学会認定薬剤師』の認定薬剤師制度を立ち上げました。
 国内における精神疾患を有する患者は増加傾向にあり、精神疾患は医療計画に盛り込むべき5大疾患に加えられました。したがって、精神科領域の薬物療法を充実させることは、国民の健康を保持するために重要な課題となっております。薬剤師もその一翼を担っており、入院・外来に関わらず、精神科医療に必要な知識と技量を有する薬剤師を養成することが必要です。
さらに、向精神薬全般にわたる適正使用を実現し、精神疾患患者に対し安全かつ有効な薬物療法を提供することは、患者さまの生活の質(Quality of Life)の改善や社会復帰(Recovery)を促進することとなり、長期にわたる薬物療法をサポートすることが、精神科領域の専門薬剤師の役割であると考えます。
 
 『精神薬学会認定薬剤師』は、2018年度より認定を開始します。2020年3月までは過渡的認定期間を設け、すでに精神科領域の知識や技量について研鑽している皆様には、規定の単位が取得しやすくなっております。
一人でも多くの方に認定を受けていただき、精神疾患を持った患者さまに係る多くの薬剤師の皆様とともに、研鑽を積んでいきたいと考えております。
認定制度委員会 委員長
馬場 寛子